「問題解決のため現金が必要」 自称タトゥーデザイナーの男(18)逮捕 約200万円だまし取った疑い
鹿児島読売テレビ
薩摩川内市の女性(70代)から現金約200万円をだまし取ったとして、神奈川県に住む自称・タトゥーデザイナーの男が詐欺の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは神奈川県の自称タトゥーデザイナーの男(18)です。警察によりますと、2023年11月下旬から12月上旬までの間、男はほかの犯人と共謀して薩摩川内市に住む女性(70代)の自宅に電話。 建設会社の従業員になりすまして、「老人ホームの入居権の名義を貸してほしい」と呼びかけ、女性は承諾しました。 しかしその後、女性にこんな電話がかかってきました。 (電話の内容) 「名義貸しは犯罪である。問題解決のため現金を送付する必要がある」 解決の費用として、女性に現金約200万円を指定した東京都内のアパートの一室に宅配便で送らせ、だまし取った疑いが持たれています。 女性と男に面識はないということです。 2023年12月、「預金口座を凍結したい」など女性が話した内容に金融機関が不審に思い、警察に通報。事件が発覚したということです。 男は他の犯人と共謀したとみられていますが、具体的な人数についてはまだ分かっていません。 複数の人物が登場しさまざまな口実で金を支払わせようとする「劇場型詐欺」とみられていて、県警は注意を呼び掛けています。 男が容疑を認めているかどうかについて、警察は捜査に支障があるとして明らかにしていません。 警察は共犯者や余罪についても調べています。