菅野に中4日登板指令? 巨人の逆転CS出場はあるのか
「ここまできたら、もう残りの対戦カードの相性などは関係ありませんよ。巨人はマイコラス、菅野、田口をフル回転させるでしょうから、打線が点を取れるかどうか。逆に横浜DeNAは、得点は取れますから、ピッチングスタッフの出来がポイントでしょう。阪神戦で、連続完封勝利したのは、いい傾向です。ラミレス監督は先発がノーヒットで来てようが、調子を見極めながら、スパっと代えて中継ぎ陣をフル回転させています。このあたりの采配が残り7試合のポイントになるでしょう」 里崎氏は、熾烈なCS争いの勝敗を分けるのは、巨人の「打」、横浜DeNAの「投」だと見ている。 「クライマックスシリーズに入ると優勝した広島も含めて、待ち受ける側は菅野、マイコラス、田口と安定感のあるピッチャーが3人揃っている巨人が来るのが嫌でしょうけどね。マイコラス、菅野は中4日で起用できますから。CSでの下刻上の可能性が高いのは巨人の方でしょうが」と里崎氏。 ただ巨人が逆転CS出場への可能性をつなげるには、ひとつも負けられず7連勝でシーズンをフィニッシュしなければならないのだが、今季は最大で5連勝。データ的にも“奇跡”を起こすしかない。 高橋監督は、「状況は変わらないが、可能性がある限りは頑張りたい」と冷静に語り、中4日登板を託される予定のエースの菅野は、「勝ち続けることしかできない。なんとか最後まで意地を見せたい。ファンの皆さん、一緒になって戦ってください」と東京ドームの巨人ファンに共闘を呼びかけていた。