七代目円楽を襲名する王楽「笑点」を「正直、狙っています。親子で並んでみたい野望がある」
落語家、三遊亭好楽（78）の長男、三遊亭王楽（46）が30日、東京・丸の内の東京會舘で「七代目三遊亭円楽襲名」の記者会見を林家木久扇（86）同席のもと開催。 弟子の晴れ姿を師匠、五代目圓楽さん（享年76）、六代目円楽さん（享年72）の写真が見守った。 日本テレビ系「笑点」で活躍した名跡を来年2月20日付で襲名する七代目は、番組への気持ちを聞かれ「正直、狙っています。これも運というかご縁。（オファーが）来るとは思えないけど」と恐縮しながら、「親子で並んでみたい野望がありまして。そうすると誰かが欠けなきゃいけないので同期の（春風亭）一之輔師匠に…」と提案。すかさず好楽が「俺が小遊三に頼もうか」と突っ込み、報道陣を大爆笑させた。 昨年末、襲名の話を聞いたといい、「名前を風化させちゃいけない。五代目、六代目の顔も名前も覚えられている今しかない。大変な重圧はありますが精進いたします」と覚悟を決めた。 そして「（六代目が）王楽に継がせたいと言ってくれたことが…本当に感謝です」と言葉を詰まらせた。 この日は六代目の命日。「この世界で最も怖い兄弟子でした。一挙手一投足直してもらった。全て役に立った」としみじみ。最後の弟子となった五代目を「怒鳴られることもなく稽古もいっぱいつけていただいた」と話した。 来年2月26日から3月2日まで東京・有楽町よみうりホールで行われる襲名披露興行には「五代目と相思相愛で『おめでとう、師匠も喜んどるわ。お前しかおらん』」と祝福してくれた笑福亭鶴瓶（72）、木久扇や小遊三、桂文枝（81）、立川志の輔（70）、春風亭昇太（64）、柳亭市馬（62）ら豪華メンバーが花を添える。
