宮下県政「評価」60.5% 知事就任1年・青森県民1000人アンケート 年代上がるほど支持高く
東奥日報社は、宮下宗一郎知事が今月29日に知事就任1年を迎えるに当たり、青森県政などに関する県民アンケートを実施した。宮下知事の県政運営に対する評価を尋ねたところ、「大いに評価する」「ある程度評価する」が合わせて60.5%に上った。「あまり評価しない」「全く評価しない」は計5.6%。宮下知事になって青森県や県庁は変わったと思うかについては「大いに変わった」「ある程度変わった」が合わせて37.4%だった。 アンケートは外部調査機関に委託して今月6~10日、メールなどを使って実施。18~29歳から70歳以上まで、年代ごとに偏りが出ないように集め、1035人から回答を得た。 宮下県政を「大いに評価する」は18.8%、「ある程度評価する」は41.7%。一方、「あまり評価しない」は3.4%、「全く評価しない」は2.2%。「どちらとも言えない」は26.2%だった。 宮下県政を「評価する」とした回答は、年代別では、70歳以上の71.7%をトップに、60代が68.9%、50代が67.4%の順。40代は55.1%、30代は49.8%、18~29歳は50.1%で、年代が上がるほど評価が高い傾向が見られた。 職業別では、専業主婦・主夫が78.0%、学生が64.3%と比較的高く、正社員・正職員が58.6%、農林水産業は46.7%だった。 地域別では、下北地域での評価が「大いに評価する」54.7%、「ある程度評価する」32.8%の計87.5%に上った。他の地域での評価は、中南が64.0%、西北が61.1%、東青が60.3%、上北が55.0%、三八が53.4%。 青森県や県庁が変わったかについては「大いに変わった」9.3%、「ある程度変わった」28.1%、「あまり変わっていない」13.8%、「全く変わっていない」4.9%、「どちらとも言えない」32.3%だった。 「変わった」とする回答は年代別で大きな差はなかったが、60代が44.2%と比較的高かった。職業別では、最も高いのが学生の57.1%、最も低いのは農林水産業の20.0%だった。