米フィラデルフィア連銀業況指数12月は‐16.4、20カ月ぶり低水準
[19日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が19日に発表した12月の製造業業況指数はマイナス16.4となった。11月のマイナス5.5からさらに低下し、2023年4月以来、約2年ぶりの低水準となった。新規受注と出荷がともに縮小し、製造業の低迷が続いていることが示唆された。 ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値は3.0だった。 新規受注指数は11月の8.9からマイナス4.3に大幅に低下し、5月以来の低水準となった。 業況6カ月予測については引き続き楽観的な見方が示されたものの、11月の3年ぶり高水準から軟化した。 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した11月の製造業生産指数は前月比0.2%上昇とエコノミスト予想の0.5%上昇を下回ったほか、前年同月比では1.0%低下した。 トランプ次期米大統領が掲げる高関税案も報復関税の引き金となる可能性が高く、今後の見通しに暗雲を投げかけている。