【特殊詐欺】“厚生労働省の職員”や“宮城県警”を名乗る男から電話 70代男性が暗号資産約6000万円をだまし取られる被害
新潟市秋葉区の70代の男性が「厚生労働省」や「宮城県警」の職員を名乗る男らから暗号資産約6000万円分をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。 警察によりますと、10月1日ごろ、新潟市秋葉区の70代の男性の携帯電話に「厚生労働省の職員」を名乗る男から電話があり、「あなたの健康保険証が宮城県の病院で不正に利用されている」などと言われたということです。その後、「宮城県警の警察官」を名乗る男に交代し、「詐欺で捕まえた犯人があなたから口座を50万円で買ったと話している」 「口座を売ると犯罪になる」「捕まえた犯人がマネーロンダリングしている可能性があることから、あなたの口座のお金の番号を確認しなければならないので、お金を送金してください」と言われ、SNSに誘導されました。 男性は「警察官」を名乗る男から専用のスマートフォンの契約や暗号資産取引口座の開設を指示され、男性が個人情報を伝えると、男性名義の銀行口座が新規に開設されました。 男性は「警察官」を名乗る男からの指示で、預貯金を開設された男性名義の銀行口座に移した後、暗号資産取引口座に送金して暗号資産を購入し、7回にわたって合計約6000万円分の暗号資産を指定先に送信しました。 男性は、同様の手口を報道されていたのを見て、不審に感じ、11月18日に警察に相談したことから被害が発覚しました。 警察はグループ的犯行とみて、調べを進めるとともに、複数人が代わって電話に出たり、暗号資産の話が出た場合は警察に相談をするよう注意を呼びかけています。