第94回選抜高校野球 有田工選手が表敬 有田町・武雄市 「希望の星」 /佐賀
<センバツ> ◇「落ち着いて」「全力で」 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する有田工の選手らが有田町役場に松尾佳昭町長を訪ねた。上原風雅主将は「落ち着いて自分たちらしいプレーを」とセンバツへの意気込みを語った。表敬訪問には、上原主将のほか、有田町出身の部員3人、東福昌勝校長や梅崎信司監督らも同行した。 土谷凱生選手は「全力で、1勝でも多く勝ちたい」、淵太吾選手は「コーチャーとしてチームが勝てるよう声がけをし、精いっぱいプレーしたい」と抱負。マネジャーの藤田明香里さんは「全力でのサポート」を約束した。 松尾町長は「有田工の名を全国に響かせて」と激励。同町スポーツ協会の久保田誠会長が寄付金10万円を東福校長に手渡した。 ◇「被災地での姿、頼もしかった」 この日、武雄市の小松政市長にも同市出身の選手らが表敬。小松市長は「水害時、被災地で有田工の皆さんが復旧する姿を見て頼もしかった。コロナ、水害と厳しい状況で皆さんが希望の星」と語った。【井土映美】