国会議事堂の前で「私は更年期障害です」と演説した58歳ハル・ベリー、更年期とエイジングについて語る
近年、今まではタブーとされていた更年期について語り始めたセレブたち。58歳のハル・ベリーもそのひとりです。ハルは今年5月にワシントン州のバティ・マレー上院議員と協力して、「中年女性が更年期に適切な医療を受けられるための研究と教育に、5年間で2億7千万ドル投資する」という法案を成立させるためのミッションに参加。さらに自身が更年期を迎えたときに、相談できる相手や医療機関がなかった経験を経て、現在では中年期と更年期の女性を支援するウェルネスビジネス「Respin」も立ち上げています。 【写真】国会議事堂をバックに演説するハル・ベリーが映画みたいにカッコいい!(写真3枚) 「これは私にとって政治的な問題ではありません。これは人権問題なのです」と、ハル。国会議事堂の聴衆の前で「私は更年期障害です」と叫んだ勇気、すごい! 最近の米「Fortune」誌でハルは、「(歳を取ると)男性はセクシーだと言われ、白髪が出てくればシルバー・フォックスと称賛される。女性なら単に『歳を取った、やつれている』としか言われないのにね」と、不公平な世のスタンダードについて指摘。「エイジングを再定義する」という、自身の使命に燃えていることを明らかにしました。 過去にヘルペスにかかったとき、実は更年期の症状だったのにそれに気づける医師がおらず悩んだという経験を持つ彼女。以前のインタビューでは、こんなふうに語っています。 「どこに行けば答えが得られるのか、私に何が起きているのか理解してくれる人は誰なのか。私はひとりぼっちに感じて、ストレスを感じ始めるようになりました。よく眠れず、どこか狂ったような手に負えない感覚と、怒りがありました。 (中略)更年期障害について話すことを恐れないほかの女性が、私の周りにいたらよかったのに。私の友達は誰も語らなかったし、それが来ないかのように振る舞っていました。私が異常ではないこと、これはすべて正常であり、彼らもそれを経験していることを私に理解させてくれる、ほかの女性が存在していればよかったのにと思います」