どん底からの“返り咲き”…戦力外から這い上がった現役選手(4)新天地では防御率1.08
オフシーズンに突入した2023年のプロ野球。今年もドラフト会議を経て新たなプロ野球選手が誕生した一方で、戦力外通告を突きつけられた選手もいる。しかし、どん底から他球団移籍を掴み、一軍戦力へと這い上がった選手も存在。ここでは、戦力構想外からの復活劇を見せた現役選手を紹介する。
澤田圭佑(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:178cm/96kg ・生年月日:1994年4月27日 ・経歴:大阪桐蔭高 - 立教大 ・ドラフト:2016年ドラフト8位 右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)からの懸命なリハビリを経て、復活を遂げた澤田圭佑。今季は1563日ぶりの白星を手にした。 大阪桐蔭高時代には藤浪晋太郎の陰に隠れる形となったが、2番手投手として甲子園春夏連覇に貢献した。立教大では1年時からリーグ戦に登板し、3年時には大学日本代表に選出。その後、2016年ドラフト8位でオリックス・バファローズに入団した。 ルーキーイヤーから一軍デビューすると、翌2018年には47試合に登板し、5勝8ホールド、防御率2.54の好成績をマーク。 その後も中継ぎで活躍したが、2021年以降は右肘の故障に苦しんだ。2022年にはトミー・ジョン手術の影響で一軍登板なしに終わると、オフには戦力外通告を受けた。 その後、千葉ロッテマリーンズと育成契約を結び、2023年7月に支配下復帰。シーズン終盤にはブルペン陣の一角に加わった。最終的に17試合登板ながら8ホールドポイント(2勝6ホールド)、防御率1.08。チームのクライマックスシリーズ(CS)進出に尽力した。
ベースボールチャンネル編集部