小泉進次郎氏 生出演中に携帯鳴るもスルー「この中継の方が大事」選対委員長進退は「身柄預けると」
第50回衆院選の投票が27日、行われ、即日開票された。自民党の派閥裏金事件をめぐり、「政治とカネ」が最大の争点となった今回の選挙。自民、公明両党の与党が定数465議席の過半数(233)を確保できるかが注目となっていたが、自公で過半数に届かないとの見方も報じられた。 【写真あり】落選が確実となり、目を真っ赤にして敗戦の弁を述べる丸川珠代氏 自民党の選対委員長を務める小泉進次郎氏はテレビ朝日「有働Times」に生出演。有働由美子キャスターとあいさつを交わした後、明るいトーンの電話の着信音が響いた。有働キャスターが「お出になってください」とうながしたが、小泉氏は「いえ、この中継の方が大事ですから」と電話を“スルー”した。 その後、敗因について、政治とカネの問題を挙げ「不信感がそのまま残っていた。これまで向き合ってこなかったのが有権者の判断だった」と振り返った。非公認候補の政党支部へ2000万円を振り込んだという報道については「離党と非公認は違う。非公認でも支部長は続けているという認識が得られていなかった」としたほか「選対委員長に回ってくる決済と回ってこない決済があることが分かった」とも話した。 そして惨敗の責任について「いかなる結果であろうとも選対委員長の責任」と語った後、有働キャスターに「辞任するということですか?」と聞かれると「すべて判明するまで深夜までかかると思うので、最終的に見届けて判断したい。(石破首相に)身柄は預けると伝えた」と語った。森山裕幹事長の進退については「政治家の出処進退は1人1人が考えること」と語るにとどめた。 他党の連立については「連立にいきなり行けるかはハードルが高い。包括的な協力なら、普段から政策で超党派で交流している。我々からそういう環境をつくることが大事」と話した。