ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレル、ステージ上での乱闘についてメンバーに謝罪
ジェーンズ・アディクションのボーカルのペリー・ファレルが、現地時間2024年9月13日に米ボストンで行われたコンサート中にギタリストのデイヴ・ナヴァロに殴りかかったことをバンド・メンバーに謝罪した。 米ビルボードに最初に共有された声明で彼は、「この週末は信じられないほど辛かったですが、時間をかけて考えた結果、金曜の公演での自分の行動について、バンド・メンバー、特にデイヴ・ナヴァロ、ファン、家族、友人たちに謝罪するのが筋だと考えました」と述べた。 65歳のファレルは、「残念ながら、自分の限界が許しがたい行動となって表れてしまい、その状況にどう対処するかの選択について、私は全面的に責任を取るつもりです」と続けた。この謝罪文は、米ボストンのリーダー・バンク・パビリオンでの「Ocean Size」のパフォーマンス中にファレルがナヴァロを攻撃したショッキングな出来事の数日後に発表された。 観客がその瞬間を捉えた動画では、興奮したファレルがナヴァロに突進し肩をぶつけた後、ショックを受けた表情のギタリストを殴り、2人は引き離されてファレルがステージ裏に引きずり込まれている。 ナヴァロ、スティーヴン・パーキンス、エリック・エイヴァリーは、現地時間9月16日にインスタグラムに共同声明を投稿し、ファンを動揺させるような出来事と、再結成したバンドの残りの米国ツアーの中止したことを謝罪した。このメッセージで3人は、「ボーカルのペリー・ファレルの行動パターンとメンタル・ヘルス問題が継続しているため、私たちは現在の米国ツアーを中止せざるを得ないと結論づけました」と書いた。 彼らは、「彼自身の、そして私たち自身の健康と安全を懸念し、この選択肢以外にないという結論に至りました。彼が必要な支援を受けられることを願っています」と続け、「すでにチケットを購入してくださったファンの皆さまのご期待に沿うことができないことを深くお詫び申し上げます。ステージ上の安全を確保し、毎晩素晴らしいパフォーマンスを確実に提供できる解決策が見当たりません。私たちの心は傷ついています」と締めくくっている。 さらに、ある情報筋は米ビルボードに対し、ファレル自身が“悲しみに暮れている”と言い、「自分の幸福を優先するまでにあまりにも長い時間を費やしてしまったと彼は気づいています。彼の疲労と、それが彼の心身両方の健康に与えた影響はあまりにも深刻です。彼は誠意を持ってバンドと共にツアーに出るつもりでいましたが、ファンと家族を失望させてしまったと感じています」とコメントしている。 現地時間9月14日にバンドはインスタグラム・ストーリーズで、15日に予定されていたブリッジポートのハートフォード・ヘルスケア・アンフィシアターでの公演をキャンセルしたことを明らかにし、その後にツアー全体を中止したと発表した。