自民党・安倍派 政治資金収支報告書の訂正を届け出
日テレNEWS NNN
自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け安倍派は31日午後、政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出ました。自民党本部前から中継です。 訂正を届け出た安倍派は「政治不信を招きお詫び申し上げます」とのコメントを発表しました。 自民党の安倍派は政治資金収支報告書の訂正を31日午後、総務省に提出しました。安倍派はコメントを発表し、過去5年間で6億7654万円の不記載があったことを明らかにしました。キックバックなどいわゆる裏金を受け取っていたのは95人にのぼるとしています。 その上で、政治不信を招き「ご迷惑、ご心配をおかけし心よりおわび申し上げます」とコメントしています。 また、新たに不記載があったとして自民党安倍派に所属する加藤竜祥国交大臣政務官と小森卓郎総務大臣政務官が辞任する事が固まりました。 自民党安倍派・小森総務大臣政務官 「皆様の政治不信を招くこととなったことについて、まずはおわびを申し上げます」 小森氏は70万円の不記載があったとして謝罪しました。また、加藤氏は今回の問題を受けて確認したところ、10万円の不記載があったとして「裏金を作る意図はなかった」とコメントしています。 安倍派の政務三役をめぐっては、去年12月に閣僚と副大臣らが事実上の更迭となった一方で政務官については安倍派内から反発が出て大半が留任していました。 しかし、今回新たに2人の辞任が固まったことについて自民党内からも「対応が後手後手だ」と批判する声が上がっています。