「#あおばな」“部活動の地域移行” 宮下知事「全く進ちょくしていない」
青森朝日放送
知事が青森県民の声を聴く対話集会「#あおばな」。今回、宮下知事は学校の教師たちと話しました。そのテーマは・・・。 14日午後7時前、放課後の体育館にやって来た宮下知事。青森市の甲田中学校で開かれた「#あおばな」には、県内の小・中・高校から6人の教師が参加しました。 【宮下知事】 「まずやるべきことは、段階1として少なくとも学校と部活動を切り離さなきゃいけない」 対話のテーマは「部活動の地域移行」について。文部科学省は教員の働き方改革の一環として部活動を地域クラブに移行する政策を進めています。 県も2025年度末までに、全市町村で可能な部活動から開始するという方針を示していますが、指導者の確保や学校と地域の連携など課題が多く、現状は「足踏み状態」。 教師からは、高校の先生が地域の子どもたちの指導を担う案や、クラブの運営費を保護者やスポンサーから集めるといった案が出ていました。 実際に中学校で運動部を指導している教師たちは。 【水泳部とソフトテニス部を担当 五所川原第一中学校 美坂穂香教諭】 「すぐに切り離す、じゃあやってください、地域移行にします、学校は関わりませんではなくて、こういう話を経て、どうやって実際にやっていくべきなのかというところを話ができて良かったと思う」 【陸上部を担当 青森市立浦町中学校 倉内晴菜教諭】 「一番は子どもたちがスポーツを楽しむというのが大切だと思うので、地域の人たちの力を借りながら地域移行が円滑に進んでいけばいいなと思います」 【宮下知事】 (Q.現状の進ちょく)「全く進ちょくしていないというふうに思いますので、これは全県的な課題だと考えています」 「県教委、市町村にもしっかりお伝えできればと考えております」