「体操のお兄さん」佐藤弘道 難病発症から5か月の現在…自力で歩き車の運転も可能
フジテレビ系「ジツハなジツワ~#今夜の好奇心~独占密着!すべてが初公開SP」(午後7時)が5日に放送され、今年6月に脊髄梗塞を発症したタレント・佐藤弘道の近況が紹介された。 NHK「おかあさんといっしょ」で体操の「ひろみちおにいさん」として親しまれた佐藤は、今年6月2日、背中と腰に激痛を感じ、機内で徐々に下半身の感覚を失った。病院に救急搬送され脊髄梗塞と判明。10万人に1人の病気でへそから下の感覚を失い、動かせなくなった。病名を知り、完治が見込めない病だと知ると「窓の外を見て、もう飛び降りようかな、と思ったぐらいキツかった」と振り返った。 しかし搬送翌日には左足を動かし始め、7日後には自力で車椅子からベッドに移ることができるようになった。現在も腰周りの感覚はまひし両足にしびれはあるが、毎日、自宅マンションで30階超の階段を上るリハビリを敢行。付き添いなく自力で歩きリハビリ病院にも通っている。佐藤を担当する理学療法士は、26年前に「おかあさんといっしょ」に出演したことがあるという。「当時の恩返しだと思って」と言われると、「ひろみチルドレンだ。育ててよかった」と笑わせた。 スタジオには夫婦で登場。「神経はバッチリ切れているけれど、切れている周りの小さい神経が、パッ、パッて体の中で散る。神経がつながってきているのかな?という思いで毎日過ごしている」と明かした。診断書提出などの手続きと検査、試験を経て車の運転も認められた。2人の息子たちも「車いすでできることはいっぱいあるよ」などとポジティブな声かけでサポート。佐藤は「本当に助けられました」と感謝していた。
報知新聞社