ハグリッド役はあの名俳優だった!? 映画『ハリー・ポッター』で "オファーされた役" を断っていた大物俳優たち
俳優がオファーされた役を断るにはいろいろな理由がある。ギャラが安い、脚本がアホだ、(控室になる)キャンピングカーに自分用にカスタマイズしたM&Mチョコが用意されない、など。その判断が正しいこともあれば、映画史上もっとも成功することになるシリーズや、それこそ俳優としての成功そのものを逃してしまうこともある。 【写真】1作目の "天使すぎる" ハーマイオニーから、"ド美人" が際立つ最終作まで!『ハリポタ』で振り返る、エマ・ワトソンの成長アルバム さて、次の俳優たちは『ハリー・ポッター』シリーズでオファーされた役を断ったことを後悔しているのだろうか? 何しろ『ハリー・ポッター』は、関連シリーズ全体を含めると累計の興行収入は世界歴代3位の96億ドル(1.3兆円、13作品)に達する、超ヒット作となったのだから。
ヒュー・グラント/ギルデロイ・ロックハート役
『週刊魔女』のチャーミングスマイル賞を5度授賞したギルデロイの役をモノにしたのはケネス・ブラナー。しかし、一度はOKしたもののスケジュールの都合で断らざるを得なかったヒュー・グラントがもしこの役を演じていたら、と想像してみて。ほとんど彼のために書かれた役のようなものだったのだから。
ケイト・ウィンスレット/ ヘレナ・レイブンクロー役
映画『タイタニック』のローズ役でその名を知られるようになったウィンスレット。彼女のエージェントが、「大役ではない」という理由で、彼女に確認もせずにヘレナ・レイブンクロー役を断ったのかも。幽霊のようなヘレナは基本的に、ハリーにホークラックス(分霊箱)の一つである母の髪飾りの在り処を明かす数シーンしか出番がない。それでも『ハリー・ポッター』のスタッフは彼女に役を演じて欲しかったに違いない。
ロビン・ウィリアムズ/ハグリッド役
プロデューサーたちは見るからに大男ではないロビン・ウィリアムズにハグリッド役を演じてほしかった。彼も懸命に働きかけたが、作者のJ・K・ローリングが「ホグワーツのスタッフはイギリス人俳優だけに演じてもらいたい」と主張。ウィリアムズに対して失礼なことを言うつもりはないが、ローリングの主張は正しかったのかも。最終的にロビー・コルトレインがキャスティングされて、はまり役となったのだから。
from Harper's BAZAAR US