大仁田厚、電流爆破で激闘展開の曙さん悼む「爆破にも正面から突っ込んでいって、さすが横綱だと思いました」
元横綱の曙太郎さんが心不全のため亡くなったことが11日、分かった。54歳だった。 2015年から数年にわたって曙さんと「ノーロープ有刺鉄線バリケードマットダブルヘルメガトン電流爆破マッチ」など数々のデスマッチで激闘を展開した大仁田厚(66)は米フィラデルフィアで開催されたデスマッチの祭典出場後、昨年死去したテリー・ファンクさん(享年79)の墓参に訪れたテキサス州アマリロで現地時間10日夜(日本時間11日)に曙さんの訃報を聞いた。 「今、え~っ!と、びっくりしたところです」と驚きを隠さなかった大仁田。 「戦った時は、横綱が電流爆破のリングに入ってくれるという驚きと感動がありました。爆破にも正面から突っ込んでいって、さすが横綱だと思いました」と続けると「僕の火炎放射も微動だにせずに受け止めた。横綱って、人の体当たりを常に胸で受け止めなきゃいけない立場じゃないですか? 試合後の『電流爆破は面白かった』というコメントも含めて、僕もうれしくなったし、さすが横綱だと実感しました」と振り返った。 その上で「個人的な付き合いはなかったけど、リング上で人間としての器の大きさを感じて、尊敬の念を持てた人だった。心からご冥福をお祈りします」と悼んでいた。
報知新聞社