「正々堂々と争う姿が見たい」大谷翔平の“壁”になるアラエスにまさかの批判 試合欠場に賛否両論「オオタニは関係ない」
空前絶後の注目を集めているからなのか。大谷翔平(ドジャース)と首位打者を争うヒットメーカーにあらぬ批判が飛んでいる。 【動画】右翼席へ豪快な一発!大谷翔平が54号本塁打を放つシーン いよいよレギュラーシーズンの最終局面に入った球界において、小さくない話題となっているのは、大谷の三冠王獲得を巡る動きだ。 すでに本塁打(54本)と打点(130)でリーグダントツの成績を収めている偉才は、ナショナル・リーグ二冠はほぼ確実にしている。残すは「打率」なのだが、現地時間9月28日の試合終了時点で、首位に立つルイス・アラエス(パドレス)とは4厘差の.310。展開次第ではあるものの、シーズン最終戦で最低4安打が必要になる可能性が高いというシビアな状況だ。 そうした状況下で思わぬ形で批判を受けているのが、他でもないアラエスである。今夏のオールスター明けに左手親指の靱帯断裂が判明し、今も治療中である27歳は現地時間9月28日に行われたダイヤモンドバックス戦を欠場。これはパドレスにとって、残り2戦が“消化試合”になっているためであり、ポストシーズンを見越した措置でもあった。実際、彼だけなくフェルナンド・タティスJr.やジャクソン・メリルなど複数の主力選手が休みを取っている。 だが、結果的に大谷との首位打者争いで優位になる欠場ではあった。ゆえにネット上では一部のファンから「アラエスが残り試合を全て欠場するなら、彼に対する敬意を失う」「オオタニの三冠王を阻止しようというだけだ」「理解はできるが、正々堂々と争う姿が見たい」といった欠場に対する懐疑論が噴出した。 もっとも、アラエスとパドレスの判断には「彼は怪我をしながらプレーしてきたんだ」「オオタニがどうかは関係ない」「すべてはポストシーズンで勝つことだ」「批判は意味が分からない」と理解を示す声も殺到。ポストシーズンでの戦いを睨んだ決断を好意的に捉えられている。 一部で論争を引き起こしている大谷とアラエスの首位打者争い。最後に笑うのは、果たして――。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]