WHITE SCORPIONがデビュー1周年で感じた“過酷な現実”「来年の今頃は…」
秋元康氏プロデュースの女性11人組アイドルグループ「WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)」がデビュー1周年を迎える7日、新曲「I do love you!」を発売し、1周年コンサート(東京・竹芝ニューピアホール)で初披露する。メンバーのHANNA(ハンナ=15)、ALLY(アリー=24)、CHOCO(チョコ=17)に話を聞くと、華々しくデビューしながら立ちはだかった“過酷な現実”と、必死に立ち向かう姿があった。 ――デビュー1周年を迎える心境は HANNA 初めての経験をたくさんさせていただいた。でも、アイドルになる前はみんなにすぐに知ってもらえるだろうって気持ちだったんですけど、すごく大変なんだなって…。うまくいかないんだと思った1年でもありました。 CHOCO 1年前は本当に、もう1年目で武道館立つぞ!ぐらいの気持ちだったけど、知ってもらうことの難しさを感じました。キラキラしているアイドルの見えてなかった部分をいっぱい知って、意識も変わったなと思います。私たちはデビューから5か月連続でリリースさせていただいて、経験値は他の1年目のアイドルさんよりはすごい蓄えていると思うし、強くなったと感じます。 ALLY いろんなアイドルさんが出演する対バンとかフェスを経験して、MCやあおりも含めて、お客さんを引き込むパフォーマンスをもっと伸ばしていかなきゃなと思うことが多かった。2年目はそこをちゃんといい方に改善していけたらと思います。 ――7日発売の新曲「I do love you!」はこれまでの楽曲とは違い、恋愛をテーマにしたアイドルソング。デビュー1周年コンサートで初披露する ALLY カッコいい曲が多かったので、この路線で来るんだと最初はビックリしました。 HANNA だんだん聴いていくごとに結構頭に残りやすくてずっと口ずさんじゃう曲なので、今となってはすごい大好きな曲なんで早く披露したいです。 CHOCO 王道アイドルソングっぽくて、笑顔でかわいく表現したらいいのか、ホワスピらしい強さを見せた方がいいのか迷いはあったんですけど、振り付けが届いたらもう…バキバキに踊ってるんです! これまでで一番体力を使うくらい。これまでにない挑戦で、新たなホワスピの魅力になると思うので、ぜひパフォーマンスを見ていただきたいです。 ――勝負の2年目に入る HANNA 1年目はWHITE SCORPIONの名前を知ってもらうことをずっと頭の片隅に置いて頑張っていた。2年目はパフォーマンスやライブに興味を持ってもらって会場に来ていただくファンの方を増やしたい。2年目の今ごろは、Zeppツアーでいろんな場所に行きたいです。 ALLY あとは学園祭に出演させていただいたときの反響が良かったので、新しい試みでいろんな層の方に広めていけたらと思います。 CHOCO ライブの動員を大事にしたい。9月の初ワンマンライブはけっこう悔しい思いをして…本来想定していたキャパより半分くらいの会場だったんです。もともと700キャパ予定だったんですけど、「埋められるのか?」と聞かれたときに誰も即答できなかった。力不足だったなと感じました。1周年ライブは完売させて2年目に向けて頑張りたい。 ――1年目は悔しい思いもたくさん経験した CHOCO 運営さんとは数字の話もするようになった。歌番組にもいっぱい出れるようになりたいし、そのためにも数字が大事になってくる。パフォーマンスを頑張ったりするだけじゃどうにもならない部分はあるし、気持ちで頑張るだけじゃなくて、結果につながるような努力を全員で一緒にしていきたいし、着実に認められながら、大きくなっていきたいと思います。
佐藤愛生