昨年の乗り継ぎ客数、延べ約625万人 台湾・桃園空港=過去最多
(台北中央社)台湾の空の玄関口、桃園国際空港(北部・桃園市)は24日、昨年の年間乗り継ぎ客数は過去最多の延べ約625万人だったと発表した。新型コロナウイルス流行前の2019年より17.5%増加した。北米と東南アジアを往来する利用客が主で、東アジアのハブとしての台湾の地位を際立たせたとしている。 同空港の運営会社はこの日の記者会見で、昨年の年間利用客数は延べ約3535万人に達し、19年の73.11%に回復したと明らかにした。楊偉甫董事長(会長)は、乗り継ぎ客の急速な増加を受けて空港内の表示を更新し、見やすさを向上させたと語った。 また乗り継ぎ客のうち、北米と東南アジアを往来する利用客は全体の4分の3に達すると説明。航空各社の乗り継ぎ客が占める割合は米国路線を積極的に展開するエバー(長栄)航空が64%、チャイナエアライン(中華航空)が33%、昨年米国路線2路線を就航させたスターラックス(星宇)航空が2%、その他の外国系航空会社が1%だったとした。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)