（写真：KAB）

　約2億円の金品を盗むなどした罪に問われた男に、懲役6年6カ月の判決が言い渡されました。 　熊本市東区に住む無職の男（52）歳は、2022年8月から12月にかけて、愛媛、大阪、奈良の住宅や店舗に侵入し、現金や金庫あわせて約2億円相当を盗むなどした罪に問われています。 　熊本地裁の鈴木和彦裁判官は、3日の判決で「お金欲しさから共犯者の誘いを受け、あわせて約1060万円の報酬を受け取っており、刑事責任は相当重い」などと指摘。一方「一部の被害者と示談書を交わしており、甚だ不十分ではあるが、被害回復に向けた努力が認められる」などとして、懲役7年6カ月の求刑に対し、懲役6年6カ月の判決を言い渡しました。 　なお、判決言い渡しは、本人の体調不良などを理由に、これまでに少なくとも4回延期されていました。 　一方、3日に判決を受けた男と同じグループの一員として、住居侵入や窃盗などの罪に問われた被告への判決言い渡しは、本人の「不安神経症」を理由に延期されました。 　今回を含め、これまでに少なくとも6回判決が延期されています。