<ザ・トラベルナース>岡田将生“歩”&中井貴一“静” VS 山崎育三郎“薬師丸”の医療をめぐる対立が、モンスターペアレントをきっかけに勃発
岡田将生が主演、中井貴一が共演するドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第7話が12月5日(木)に放送される。 【写真】七叶(佐藤恋和)に優しく話しかける静(中井貴一) ■岡田将生&中井貴一が医療現場を改革するナースを演じる 本作は2022年10月期に放送された同名ドラマの第2シリーズ。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズの生みの親である中園ミホが脚本を務め、看護師コンビが患者ファーストで医療現場を改革していくさまを描く医療ドラマ。 手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いがアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩を岡田が演じる。そして、柔らか過ぎるほどの物腰だが、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きスーパーナース・九鬼静を中井が演じる。 ■「正しい医療、正しい働き方」を掲げる病院長に戦いを挑む 卓越したスキルと熱き哲学を持った“最強曲者ナース・コンビ”歩と静が、第2シリーズで雇われるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同院では前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げるクリーンな若きカリスマ新院長が、働き方改革を中心とした組織変革に着手。タスクシェアや勤務管理の徹底、医療の見える化を次々と推し進めていく。その事が“患者ファースト”とは言えない状況を生み出し、歩と静はこのカリスマ新院長に新たな闘いを挑んでいく。 カリスマ新院長・薬師丸卓を山崎育三郎、看護部長を務めるベテラン看護師・愛川塔子に寺島しのぶが扮(ふん)するほか、同病院の医師としてマキタスポーツ、 渡辺大知、松本大輝が登場。さらに、ナース役で森田望智、野呂佳代、キム・ヒョンユル (Hi-Fi Un!corn)、安達祐実が出演する。 ■第7話あらすじ 第7話は―― 医師の指示を受けなくても一定の医療行為を実施できるアメリカの看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」をもつ那須田歩(岡田将生)は、道端で呼吸困難に陥った天才卓球少女・浅倉七叶(佐藤恋和)と遭遇。偶然通りかかった元看護師・八木めぐみ(若村麻由美)に手伝ってもらい、応急処置を施すことに。しかし、七叶の症状は1分1秒を争うほど重篤。救急車を待っていては手遅れになると直感した歩は、すぐさま自身の判断で適切な医療行為を行い、七叶の命を救う。 ところが、七叶が歩の勤務先「西東京総合病院」に搬送された直後、不測の事態が発生する。歩が処置した際、七叶は肋骨を骨折してしまっていたのだ。 最年少での日本代表入りを目指し、娘を熱血指導してきた母・浅倉美里(松岡依都美)は激怒。歩と病院を訴えると言い出す。 自分は命を最優先し、最善の処置をしたと胸を張る歩。だが、病院の評判を守るため慎重路線に徹する院長・薬師丸卓(山崎育三郎)は、歩を謹慎処分に。 一方、人を見て人を治すスーパーナース・九鬼静(中井貴一)は自らの理念のもと、薬師丸、そして美里の心をかき乱す行動に出る。そんな中、七叶が突如、病室から姿を消してしまう。 ――という物語が描かれる。 ■「命がかかってるのに医師もナースも関係ないでしょ」 公式サイトなどで見ることができる予告動画には、「歩 VS モンスターペアレント!」の文字と共に、歩が、緊急搬送される七叶に「頑張ったね。もう大丈夫だよ」と声をかける姿が映し出される。 病状が落ち着いてひと安心かと思いきや、母・美里は「あの子の卓球人生がかかってるんですよ!」と取り乱して叫ぶ。そして吉子(安達祐実)は、「あのお母さんだったら訴えてきたりしそうじゃない?」という不吉な言葉を口にする。 一方、薬師丸 VS 歩、そして静の対立がいよいよ勃発。「患者の命が優先」だという歩に、「余計なことをしてくれましたね」「あなたはしょせんナースです」と冷たく言い放つ薬師丸。そんな薬師丸に「院長の改革とは患者さんのためですか?」と問いかける静。さらに歩の「命がかかってるのに医師もナースも関係ないでしょ」という言葉が響く。また、ひとり苦悩する薬師丸の姿も。医療をめぐる対立が激しくなる中で、それぞれの信念や生き方が問われ、あらわになっていく。