「悔しくて…」菅原由勢が“神コース弾丸ゴラッソ”に込めた想いとは?「自分に苛立ち、他の人へ矢印を向けそうな時もあったけど…」
【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 0-4 日本代表(ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム) 【映像】菅原由勢の「神コース弾丸ゴラッソ」 悔しい想いを、自分の力に変えた。日本代表は11月15日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選(3次予選)第5節でインドネシア代表を4-0で撃破。69分に最後の4点目を挙げたのが、DF菅原由勢だ。 62分から交代出場していた菅原は、右サイドでボールを受けると、縦パスからインナーラップ。伊東純也とのワンツーで抜け出すと、一気にボックス内まで駆け上がる。ポケットの深い位置まで侵入した菅原は、ゴール前にGKとDF3人の計4人がいる状態で溜めに溜めてから右足を一閃。ニアサイドをズドンッと撃ち抜いてゴールネットを豪快に揺らした。 菅原は第二次森保ジャパンで4バックの右SBで主力を担ってきたが、チームが3バックにシステム変更したことでスタメン落ち。最終予選は9月、10月の4試合でまさかの出番なしに終わっていた。その鬱憤を晴らすかのようなゴラッソに、本人も右手を突き上げて「よっしゃー!」と歓喜した。 SNSで「神コース弾丸シュート」「えぐいって」「やばいわ」「ニアをぶち抜いた!」と話題になったゴラッソが効いたか、アディショナルタイムも含めて30分ほどの出場ながらプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された菅原。しかし、フラッシュ・インタビューで苦しかった心情を吐露している。 「最終予選が始まってから自分自身、悔しい想いを今日これまでしてきました。今日もスタメンに自分がいなくて悔しかったですし、そういう気持ちが僕の原動力になっています」 さらに菅原は、次のように続けた。 「自分に苛立ち、他の人へ矢印を向けそうな時もありましたが、サッカー選手なのでピッチに立って自分を証明することが、日頃の結果に繋がってくると思っていました。今日は途中から入ったら結果を残してやろうという気持ちでした。まずは、結果を残せて良かったです。監督を含め、選手やサポートしてくれた方々がモチベーションを上げる言葉をくれていたので、本当に全員に感謝したいです」 次節は11月19日、アウェーの中国代表戦。菅原は「勝点3だけが必要になってくると思います。今日の勝利は忘れて、次に向けて集中したいです」と意気込んだ。 (ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)
ABEMA TIMES編集部