絵本《野球ガールズ》高知中央高校女子野球部の実話 高知市の全ての小学校に寄贈【高知】
高知さんさんテレビ
高知中央高校の女子野球部を描いた絵本を元コーチが高知市の小学校に寄贈しました。題して『野球ガールズ』。野球が大好きな一人の女の子が、性別の壁にぶつかりながらも高知中央高校の女子野球部で仲間たちと出会い、甲子園で戦うまでの実話が描かれています。 この作品を企画したのは藤崎匠生さん26歳。大リーグの大谷翔平選手が全国の小学校にグローブを贈った話に共感し、今回自らの出身地高知市の小学校に絵本を寄贈しました。 藤崎さんは母校でもある高知中央高校女子野球部の元コーチです。チームは、2021年初めて甲子園で行われた女子高校野球の決勝戦に出場。準優勝に輝きました。 その時の感動をきっかけに絵本を通じてもっと多くの子供たちに野球の楽しさを伝えたいと決意。投資家などに企画をプレゼンするYouTubeの番組で資金を集め、絵と文は後輩から紹介された絵本作家に依頼しました。 絵本『野球ガールズ』を企画した藤崎匠生さんは「この絵本がきっかけで少年少女が1人でも野球を始めてくれたらという思いです。お父さんとのキャッチボールがきっかけで野球を始めたってあると思うんですけど、お母さんとのキャッチボールがきっかけで野球を始めましたっていう少年少女が出てきてくれたらうれしいなと思っています」と話していました。 寄贈された絵本は、高知市立の全ての小学校に1冊ずつ配られます。 藤崎さんは高知県内で消防士として働きながら高知中央高校の女子野球部のコーチをしていましたが、「大学でも女子野球を」と東京6大学のひとつ明治大学に進学。女子野球のサークルを立ち上げ、現在は監督として全国大会出場を目指しているということです。
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