佐賀空港の国際線利用者100万人突破 定期便、12年1カ月で
佐賀空港の国際定期便の利用者が23日、2012年の春秋航空の上海便就航以来、12年1カ月で100万人を突破し、記念式典が開かれた。午前11時過ぎ到着の上海便の搭乗者を代表してリー・スオシャンさん(42)=江蘇省=ら家族に、春秋航空カラーの緑色の佐賀国際空港キャラクター「むっぴー」のぬいぐるみや有田焼の爪切りなどの記念品が贈られた。 観光で2回目の佐賀訪問になったリーさんは「このような機会をいただいて光栄でとてもうれしい。前回行けなかった温泉や、娘が好きな有田焼を見に行きたい」と話した。 式典で山下宗人県地域交流部長は「開港当時、空港課職員として1便目を迎えたので、とても感慨深い。次は200万人を目指し、愛される空港にしていきたい」とあいさつした。 リーさん以外の搭乗者にも記念ステッカーや丸ぼうろのほか、ノリなどがプレゼントされた。 佐賀空港の国際線は、昨年4月から台北便、9月から上海便、ソウル便が再開。年間搭乗者数は、コロナ禍の2020~22年度は運航見合わせで0まで落ち込んだが、23年度は24年1月までに6万3652人と回復の兆しを見せているという。(坂本有佐)
坂本有佐