「田中山たくあん」の漬け込み作業が始まる 静岡・伊豆の国市の伝統の漬物
静岡県伊豆の国市の伝統の漬物、田中山たくあんの漬け込み作業が始まりました。 2日の夜から始まった漬け込み作業には、田中山干し大根組合の組合員やJA職員ら10人が参加しました。 田中山たくあんは伊豆の国市の冬の特産品です。漬物の販売が法律の改正で2024年6月から許可制になったため、JAふじ伊豆は生産者を守るため、衛生基準をクリアした作業場を整備しました。 1週間ほど寒風にさらした浅干しのダイコンと、20日ほど干した本干しのダイコンを米ぬかと塩などをまぜた樽に隙間なく詰めていきます。 田中山干し大根組合によりますと、1月中旬までに1万5000本を目標に漬け込んでいくということです。 ●田中山干し大根組合 鈴木英雄組合長: 「出来はだいたい平年通り。かんでくると甘みが出てくる。その辺が普通のたくあんとは違う」