「調子は良い」サウジ戦圧巻パフォーマンスの守田英正、アジア杯の悔しさも糧に「数字に少しこだわり始めた」
日本代表のMF守田英正(スポルティングCP)が敵地で勝利したサウジアラビア代表戦や15日にホームで戦うオーストラリア代表戦についてコメントした。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予戦を戦う日本。鬼門となっていたアウェイのサウジアラビア戦を完封勝利で終えたなか、13日には、オーストラリア戦の舞台となる埼玉スタジアム2002で帰国後2日目のトレーニングをこなした。 サウジアラビア戦では圧巻のパフォーマンスを披露し、ファンが選ぶ「Player of the Match」にも輝いた守田。「ファンの目が肥えてきたんじゃないかなと思います」と笑いを誘いつつ、好調を自分でも自覚していると明かした。 「調子良いですし、今まであまり数字に貢献できてなかったですけど、そういったところも今は2試合連続、立て続けに貢献できていますし。そうじゃなくても、ボランチとしてやるべきことをしっかり今はできているかなと自分でも思える部分はあるんで、調子は良いですね」 また、1月から2月にかけて戦い、準々決勝敗退に終わったAFCアジアカップからも大きな変化が。課題をクラブに持ち帰り、改善に努めたという。 「あれ以降、本当にいろいろ悩んだし、自分のこともう一回見つめ直したなかで、結局一対一の個の部分がまだまだ弱いなと感じました。それでクラブに帰ってからも、目に見えるデュエルの勝率だったりとか、数字に少しこだわり始めたんで、そこは今ここに来て、良くなってきている部分かなと思います」 さらに、先日のサウジアラビア戦のプレーにも言及。より効果的なやり方もあったと振り返っている。 「もっとはっきり(最終ラインに)落ちきって4枚になった方が、もっと前向きに相手をおびき寄せたなかで、有効的にスペースも時間も使えたなと」 「半分降りてるけど、降りきらないから相手もついてこれるし、相手の足が止まってなかったかなと思うんで。降りきるなら降りきって、もっとディフェンスラインを深く保てれば」 「無駄に高いとバックパスが全部後ろ向きになってしまって、(GK鈴木)彩艶が蹴るだけになってしまっていた。下がるなら思いきって深みを作って、前向きでもう一回やり直すというか」 「相手にへそを向けて相手の足を止めるとか、そういうのが必要かなと。リリースが早すぎたりとかもあったし、1枚引きつけてリリースするとかそういうのがないと。どこかで爆発するというか、奪われてしまうのかなと思います」 「前まではフリーマンが見えたらそこにすぐ出すみたいなものを心がけてサッカーしていたのが、ここ数年というか、ヨーロッパに行ったくらいからそういうものじゃないなみたいなものは感じていて」 「遊びのパスとかすごく簡単に言っていたんですけど、無駄なパスになりうる可能性があるというか、それがスイッチになったりすることがすごくあるんで、必要以上に無駄なパスをしないようには心がけていますかね。悩んでいるところですけど」 今度は4連勝が懸かるホームでのオーストラリア戦。サポーターの後押しを背に、引き続きの無失点を誓っている。 「ホームでできることはありがたいですし、アウェイですごい歓声のなか、彼ら(サウジアラビア)が羨ましいというか、すごい良い雰囲気だなって思いながらのアウェイでした。今回は僕らがそういう恩恵を受けると思いますし、サウジアラビア戦を経て楽しみに待っているサポーターの方々が多いと思っています。あと地上波で放送されると思うので、がんばりたいなと思います」 「(サウジアラビア戦の)課題を挙げれば守備の部分も結構あったんですけど、それでも結果的に決められなかったっていうのは、大枠で捉えたら良いことだと思います。なので、苦しい時間もあるでしょうけど、耐えて0でとりあえずいきたいですかね」
超WORLDサッカー!