松木玖生「やっぱり優勝が欲しい。1位でパリへ」21歳初ゴールでウズベキスタンも沈める
【ドーハ(カタール)4月30日=後藤亮太】8大会連続12度目の五輪出場を決めたU―23日本代表が、3日(日本時間4日)の決勝で5戦全勝無失点のウズベキスタンと対戦する。21歳の誕生日を迎えたMF松木玖生=FC東京=が、取材に応じ「やっぱり優勝が欲しい。初戦以降点数を決めていないので次は決められるように」と、チームをアジアの頂点に導く“21歳弾”を誓った。 視線の先に、アジアの頂点を見据えた。21歳の誕生日を迎えた松木は、パリ五輪切符獲得だけに満足することなく、熱い気持ちで決勝戦を戦うことを誓った。 「20歳と21歳だと(サッカー選手としての)見られ方も変わってくるだろうし、今からプレーを何か変化させるっていうのは無理ですけど、より結果に対して貪欲にやっていきたい。やっぱり優勝が欲しい。アジア1位でパリに臨みたい」 チームでの優勝はもちろん、個人としても21歳初ゴールで大会を有終の美で飾る。今大会は主に「4―3―3」システムの逆三角形で形成する中盤の前の位置で全5試合に出場(先発3試合)。初戦の中国戦(1〇0)ではチーム初得点を左足で決めたが2戦目以降はチャンスもあったが無得点が続く。得点への意欲を聞かれると「個人的にはすごく求めているところでもありますし、初戦以降点数を決めてないので、次、決められるようにしたい」と決意を示した。 20歳最後の一戦だった準決勝イラク戦(2〇0)は、後半35分まで出場し「最高の誕生日を迎えることが出来た」と8大会連続五輪出場を手にした。決勝で戦うウズベキスタンはここまで5戦全勝の無失点。22年のU―23アジア杯準決勝で「大岩ジャパン」が初黒星(0●2)を喫した相手だ。試合終盤に出場していた松木も「2年前に戦ったメンバーも結構残っているなと思った。ウズベキスタンに勝ったらさらに価値も高まると思うすごく大事な一戦」。目指してきた優勝まであと1勝。アジア王者として、パリ五輪に臨む。 準決出場組はホテル内調整 〇…五輪出場権獲得から一夜明け、準決勝のイラク戦(2〇0)の先発メンバーと後半に途中出場したFW藤尾の12人は、ホテル内でコンディション調整を行った。出場しなかったMF山本ら11人はグラウンドでランニングやボール回しなど軽めのメニューを行い、決勝戦に向けて調整した。
報知新聞社