連休の八ケ岳連峰や北アルプス、けが人相次ぐ 岩に飛び移りけが、下山中に負傷、スキーで転倒 日没で行動不能も
八ケ岳連峰美濃戸中山 80歳と79歳が行動不能に
長野県警茅野署によると、28日午後、八ケ岳連峰美濃戸中山付近(約1700メートル)で、ともに静岡県伊豆市で無職の、男性(80)と女性(79)が下山中に日没となり、行動不能となった。家族からの要請を受け、茅野署山岳遭難救助隊員と諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が29日早朝から捜索する予定。2人にけがはないという。 茅野署によると、2人は28日、6人パーティーで美濃戸中山に入山。他のメンバーと別れて南沢を美濃戸口に向け下山中だった。 【随時更新】山岳遭難 長野県内の状況一覧
八ケ岳連峰蓼科山 男性が岩に飛び移り負傷
また、28日午後、八ケ岳連峰蓼科山頂上付近(約2530メートル)で、川崎市の会社員男性(51)が、登山中に岩に飛び移った際に足を負傷した。本人からの要請を受け、諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動し、県警ヘリコプターで救助。救急隊に引き継ぎ、男性は茅野市内の病院に搬送された。男性は右足に軽傷のもよう。 茅野署によると、男性は28日に単独で八ケ岳連峰に入山していた。
北アルプス常念岳 下山の女性が負傷
安曇野署によると、28日午前、北アルプス常念岳常念乗越付近(約2460メートル)で、大阪市の会社員女性(61)が下山中、階段の段差で足をひねった。本人からの要請を受け、安曇野署山岳遭難救助隊員、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動し、救助した。女性は軽傷のもよう 女性は27日、3人パーティーで一ノ沢登山口から入山。28日は、一ノ沢登山ロヘ下山中だった。
北アルプス針ノ木岳 スキーの男性が転倒
大町署によると、28日午前、北アルプス針ノ木岳のマヤクボ沢付近(約2500メートル)で、飯綱町の病院職員男性(51)がスキーで滑走中に転倒して負傷した。同行者からの要請を受けて出動した県警ヘリコプターが救助し、松本市内の病院に搬送。男性は胸の痛みを訴えている。 大町署によると、男性はこの日、2人パーティーで入山していた。