日本代表、インドネシアを4発圧倒し最終予選を首位でターン W杯へまっしぐら
日本4-0インドネシア(15日、サッカーW杯アジア最終予選) 日本が8大会連続のW杯出場に向けて着実に歩みを進めている。敵地でインドネシアを圧倒し、W杯アジア最終予選を独走での首位ターン。「選手一人ひとりのよさを出してタフに戦ってほしい」と発破をかけていた森保監督も納得の表情だ。 前半35分に左サイドを抜けた鎌田からのクロスがオウンゴールを誘って先制。5分後に左サイドをえぐった三笘からのクロスを南野が合わせ、後半4分に守田が敵陣深くでのパスカットを、24分に菅原が右サイドの突破をそれぞれゴールにつなげた。 三笘が「選手が違ってもクオリティーが高い」と言い切る選手層の厚さも見せつけた。主力FWの上田とDF谷口を故障で欠いても代役の小川が先制点に絡み、橋岡が最終ラインをそつなく支えた。 たくましくもあった。出場選手全員が寒冷な欧州でプレーしていながら、蒸し暑い赤道付近の敵地で奮闘。約7万8000人が詰めかけた完全アウェーの中、攻め込まれる時間帯もあったが、萎縮することはなかった。指揮官も「耐えなければいけないところ耐えられたところが勝因」と合格点を与えた。 19日には連勝で息を吹き返した中国と対戦する。橋岡は「日本はアジアのトップなので負けてはいけない」と、9月に7-0で大勝した相手に再び実力差を示すことを宣言。おごるのではない。世界一という高い志を胸に、粛々と険しい道のりを乗り越えていく。(奥山次郎)