華やか、新年の縁起物 八戸で「センリョウ・ナンテン・ウメ市」
良い年を迎えられますように―。八戸市中央卸売市場花き部で18日、毎年恒例の「センリョウ・ナンテン・ウメ市」が開かれた。猛暑や長雨を乗り越え、赤い実、白や黄のつぼみをつけた縁起物が上場し、場内は華やいだ。 今年の品質や価格はおおむね平年並み。同日の取り扱いは千葉、福島産計約3万3700本だった。卸売業の八戸花きによると、センリョウ等の生産農家は、人々が良品で新年を迎えられるよう、専門に栽培しているという。 取引された正月商材は、三八や岩手県北地域の生花店等に並ぶ見込み。小山哲生会長は異常気象や社会の変化に触れ、「年に一度の取引のために努力を重ねた生産者に報いたい。健康などそれぞれの願いを込めて飾ってもらえたら」と呼びかけた。
デーリー東北新聞社