扶養内「年収130万円」未満で働く主婦です。今年度から「2時間」多く働きたいのですが大丈夫ですか? 社会保険制度が変わると聞き不安です…
2024年の社会保険改正は気にしなくて大丈夫
2024年に行われる社会保険の改正は、年収106万円の壁に関するものです。2024年9月までは「従業員数101人以上」の会社に関係する年収の壁となっていますが、2024年10月以降は「従業員数51人以上」に改正されます。 つまり、年収130万円を超えて社会保険に加入することを前提にしている人にとっては、関係のない改正ということですね。年収130万円未満で社会保険の扶養でい続けたい人で、従業員数51人以上の会社で働いている人であれば、年収を下げなければ社会保険加入となるので注意が必要です。 また、2025年には社会保険の大きな改正が見込まれます。しかし、これも適用範囲を拡大する形の改正であると予想されることから、2024年のうちに社会保険に加入する人には関係しない可能性が高いでしょう。
まとめ
年収130万円未満ギリギリで働いている人が勤務時間を増やす場合、社会保険に加入しなければならなくなります。本記事の計算では、増えた給与の半分は社会保険料になってしまうので、しっかり理解したうえで勤務時間を増やしましょう。 2024年に行われる社会保険の改正については、社会保険の適用範囲が拡大されるものであり、既に社会保険に加入している人には関係ないので安心してください。 出典 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 従業員数100人以下の事業主のみなさま 全国健康保険協会 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表 国税庁 家族と税 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部