「時間が必要」

チェルシーのブロヤ photo/Getty Images

チェルシー退団が噂されるアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤについて指揮官が言及した。 英『The Guardian』によると、チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ督は、同クラブに所属するアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤについて若き日のイングランド代表FWハリー・ケインと似ていると語ったという。 ブロヤは現在22歳で2009年にチェルシーの下部組織に加入し、2020年3月にプレミアリーグトップチームデビューを飾った。その後はフィテッセ（オランダ）、サウサンプトンへのレンタル移籍も経験。2022年7月にチェルシーに復帰し、同年9月には2028年までとなる長期契約を締結した。 しかし、2022年12月に右ひざの前十字じん帯を断裂して手術を受けたことで長期離脱を強いられた。今年9月に実戦復帰を果たしたものの、 ここまで公式戦18試合出場で2ゴール1アシストと本来のパフォーマンスを発揮できていない。 そんなブロヤだが、フラムやウェストハム、ウォルバーハンプトンなどからの関心が伝えられており、チェルシー側も適切なオファーであれば、1月の移籍にも応じる意向だという。ブロヤは下部組織出身であるため、帳簿上では売却費がそのまま純粋な利益として計算されることとなっており、ファイナンシャル・フェアプレイ（FFP）やプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則（PSR）の遵守のために売却される可能性も出てきている。 しかし退団の噂が出ているブロヤに対して、ポチェッティーノ監督は同選手への信頼を口にした。 「彼のポテンシャルは凄まじい。偉大なストライカー達も時間を必要としてきた。特に若い時期は自身の最適なバランスを見つけることに時間が必要なんだ。ケインも同じようにレンタル移籍を繰り返しながらベストなバランスを見つけたんだ」 かつてトッテナムを指揮した際にケインを指導したポチェッティーノ監督は、「時間が必要」と口にし、ブロヤが若き日のケインと似ているとも語った。 内に秘めたポテンシャルをポチェッティーノの元で発揮できるか。ブロヤの今後に期待したい。