ジャパンオープンの試合で勝利した大堀彩をねぎらう大堀氏（右）＝８月２０日、横浜市

　日本バドミントン協会は１日、２０２８（令和１０）年ロサンゼルス五輪を目指す日本代表で指揮を執るヘッドコーチ（ＨＣ）に元福島県立富岡高バドミントン部監督の大堀均氏（５６）が来年１月に就任すると発表した。 　大堀氏は栃木県今市市（現日光市）出身で、パリ五輪女子シングルス代表の大堀彩（トナミ運輸、富岡高出身）の父。実業団で活躍後、１９９５（平成７）年に福島県教員に採用。２００６年から富岡高で指導し、１１年間で全国高校総体の団体戦を男子で２回、女子で３回制した。 　東京、パリ五輪の２大会連続で混合ダブルスの銅メダルを獲得した渡辺勇大・東野有紗組（ＢＩＰＲＯＧＹ）、世界選手権男子シングルスで２連覇した桃田賢斗（ＮＴＴ東日本）ら多くのトップ選手を育てた。２０１７年からトナミ運輸のコーチ、２０２２年からジュニア日本代表のＨＣに就任した。 　協会を通じ「より強靱（きょうじん）なナショナルチームの組織づくりや選手個々の目標達成のための取り組み、日本バドミントン界のさらなる発展のために精進する」とコメントした。

　アテネ五輪後に就任し、パリまで五輪５大会で日本代表を率いた韓国出身の朴柱奉ＨＣ（５９）は今年限りで退任し、契約が切れる来年３月までアドバイザーを務める。