高橋咲良アナ 100歳のパッチワーク作家・佐藤みい子さんが記念作品を制作中…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」
私の隣で朗らかな笑顔を浮かべるのは、パッチワーク作家の佐藤みい子さんです。今年5月に100歳を迎えられました。お会いするのは、1年前の個展以来でしたが、良く通る大きな声でお話しされたり、手料理でもてなしてくださったりと、変わらずお元気! そんなみい子さんは、現在100歳を記念した作品を制作中です。 夫が亡くなったのをきっかけに、55歳でパッチワークを始め、これまで100点以上の作品を作ってきましたが、今回の作品では、今まで縫ったことのない新しいデザインに挑戦しています。作品はベッドカバーになるくらい大きく、何枚もの布を重ねて縫うため、かなり腕の力が必要になります。昔に比べて腕力が落ちて大変なのだとおっしゃいますが「できないからといって、1日ぼやっとしていてはダメだ。自分に挑戦」と自身を奮い立たせ、今も1日5~6時間針を持ち、手縫いで作品を作り続けています。 パッチワーク以外にも挑戦していることがあります。高齢者の健康づくりを目的とした「健康マージャン」です。なんと、始めたのは90歳の時。通っている教室には、50代以上の方がおよそ60人通っていますが、その中で1番になったこともあり「私は好奇心の塊。みんなが出来ることは自分にも出来ると思っている」。「好奇心を忘れず、挑戦し続けること」がいつまでも生き生きと暮らす秘けつなのかもしれないと、素敵に歳を重ねるみい子さんを見ていて感じました。
報知新聞社