国際試合190ゴールのカナダ女子代表レジェンドが、シーズン終了の11月で現役を引退
東京五輪では金メダル獲得に貢献
女子サッカーカナダ代表として長らく活躍したクリスティン・シンクレアが、アメリカの女子サッカープロリーグNWSLのシーズン終了と共に現役引退することを自身のSNSで発表した。 シンクレアといえば、国際試合で男女合わせて最多の190ゴールを記録しているスーパースター。2023年12月でカナダ代表からは引退していたが、クラブでは2013年からポートランド・ソーンズに所属し、今シーズンもチームの勝利に貢献してきた。11月1日に開催される今シーズンのリーグ最終戦が選手として最後の試合となる。 彼女は自身のSNSで、クラブへの思いをこう綴っている。 「ポートランド、感謝してもしきれません。サッカーは私が4歳のときから情熱を注ぎ、想像もできなかった旅へと私を連れて行ってくれました」 「この旅を終えるにあたり、私がいつまでも故郷と呼ぶ街、このユニークで美しく情熱的な街のクラブを代表できたことは、どんなに光栄なことだったかをお伝えしたいと思います」 シンクレアは、2013年にソーンズに加入するとその年にクラブ初のNWSLチャンピオンシップ獲得に貢献。その後、2017年と2022年にもタイトルを獲得した。 カナダ代表としては、ワールドカップに6回出場し、東京五輪では悲願の金メダルを獲得。女子W杯5大会で得点を挙げ、この記録を持つのはブラジル代表のマルタと彼女のみである。
構成/ザ・ワールド編集部