全国から集い情報共有 竹林活用「純国産メンマサミット」【長野県飯田市】
竹林整備やメンマの普及に取り組む全国組織、純国産メンマプロジェクトによる「純国産メンマサミット」が13日、長野県飯田市座光寺のエス・バードで開かれた。講演会や活用例の展示などがあり、県内外から約500人が訪れた。 メンマプロジェクトは2017年に設立し、現在は全国158の個人・団体が所属している。毎年、全国各地でサミットを開いており今回は6回目。県内では初開催となった。 講演会では森林保全や竹林整備に取り組む法人の代表者や研究者が登壇し、活動成果や研究成果を語った。 森林活用に取り組む「モリアゲ」(東京都)の長野麻子代表は竹林整備や竹の利活用はカーボンニュートラル(炭素中立)、サーキュラーエコノミー(循環経済)、ネーチャーポジティブ(自然再興)を同時達成できるとし、ビジネスチャンスがあると強調した。 会場には各団体が活動を紹介するブースを設け、情報交換したり、メンマや竹の加工品を販売したりした。 メンマプロジェクトで代表を務めるNPO法人「いなだに竹Links」(飯田市)の曽根原宗夫代表は「プロジェクトを通じて全国で活動する団体が竹の根のようにつながっていけたら」と話していた。