[プリンスリーグ関東1部]鹿島学園の2年生左SB清水朔玖が直接FK弾。選手権は攻守で活躍し、「高校選抜に選ばれたい」
[10.12 プリンスリーグ関東1部第16節 桐生一高 2-1 鹿島学園高 太田市運動公園サッカー・ラグビー場] 高精度キッカーが直接FKを決めた。鹿島学園高(茨城)は0-1の後半19分、右中間で獲得したFKを左SB清水朔玖(2年=セレッソ大阪U-15出身)が右足シュート。クロスボールを警戒する相手の意表を突く一撃をニアのネットへ沈め、1-1とした。 後半、同じような右中間からのFKを桐生一高(群馬)DFにクリアされていた。「(クロスで)中はちょっと厳しいかなと思って、ニア開いてたんで、思い切って狙っちゃおうと」シュートを選択。インターハイ予選決勝で右足ミドルを決めるなど、キックを持ち味とする左SBが流れを変えた。 攻撃的な左SBはその後、流れの中で中央、さらに右寄りの位置にも顔を出すなど積極的なプレーで勝ち越し点を目指した。消極的になってしまったという前節の反省から「もっと積極的に行きたいなと思って今日は挑みました。やっぱり夏にロングシュート決めたんで、そこはずっと狙ってます」。ただし、チームは後半33分にCKから2度目の失点。同点FK弾も、積極的な姿勢も勝利には結びつかなかった。 清水はこの日、桐生一のエースMF山田康太(3年)とマッチアップ。素早いカバーリングで決定的な仕事をさせなかったものの、クロスを上げられるシーンやシュートを打たれるシーンがあった。それだけに、「速い相手にどうやって対応するかは、もっと研究していかないとダメだなと思いました」。清水は昨年の国体日本一メンバー。目標の日本高校選抜入りするためにも、選手権を通して攻守で活躍することを目指している。 「個人では守れて、やっぱりどんどん前に上がって、アシストだったり点を決めたり点に絡めたらいい。高校選抜に選ばれたいんで、やっぱり自分の個々のレベルアップもそうですし、チームもレベルアップしないと、上の人に見てもらえる機会がなくなるんで、やっぱり上には行きたいです」と誓った。チームの勝利に貢献し、個人としても目標を達成する。
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