日米、迎撃ミサイル開発合意へ 極超音速兵器に対処、経済連携も
【ワシントン共同】岸田文雄首相は18日午前（日本時間同日午後）、米ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドでバイデン大統領と個別に会談した。北朝鮮や中国、ロシアが開発を進めている極超音速兵器に対処するため、迎撃用の新型ミサイルの共同開発で合意する方向だ。経済分野での連携促進も確認する。 【図】極超音速兵器に対処 新型迎撃ミサイルのイメージ
会談では、日米同盟のさらなる深化を図ることで一致。米国が核を含むあらゆる戦力で日本防衛に関与する拡大抑止や、日本の防衛力強化を巡って意見を交わす。 極超音速兵器は、マッハ5（音速の5倍）以上の超音速で飛行し、レーダー探知や迎撃が困難とされる。戦いの在り方を一変させる可能性がある次世代兵器と位置付けられ、各国が研究開発を競っている。 日米の迎撃ミサイルの共同開発は、改良型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」以来で2例目。
