玉正鳳 31歳で新入幕 苦節13年超「まだまだこれから」 外国人で最も遅い所要79場所
◇大相撲初場所新番付発表 31歳で新入幕となった玉正鳳が都内の片男波部屋で記者会見した。「うれしい。長年の夢で力士の目標でもあり、達成できてよかった」と喜んだ。モンゴル出身で11年秋場所が初土俵。新入幕まで所要79場所は外国人力士では戦後最スローとなったが「早く上がるか、遅く上がるかは気にしていない。まだまだこれから。20歳ぐらいの気持ちで長く取っていけたら」と豪快に笑った。 幕内優勝2度で40歳の玉鷲は義兄に当たる。「同じ土俵に立ててうれしい」と尊敬する兄弟子に並んだことも励みになっている。癒やしは、今年8月から飼っている2匹のモルモット。カムちゃんとハムちゃんで「動物好きだから可愛い」と表情を崩し、この日も笑顔で3ショットに納まった。 師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)は「まだまだ前へ出る力は必要だが、相手との間の取り方は優れている。自分なりに研究を重ねて頑張ってほしい」と期待を込めた。