初オーディションは『ゆるゆり』だった―上坂すみれ、劇場アニメ『大室家』後編出演で“めぐみ×撫子愛”伝える【インタビュー】
“チョイ悪彼女”感じる撫子と姉妹にも釘付け
――この中に撫子の恋人がいるかもしれないという状況ですが、上坂さんは誰だと思いますか? 台本を読む限り、私は藍の可能性があるかもと思いました。撫子と藍の会話って、極端に主語が少ないんですよね。友達だったらもうちょっと説明がいるだろうから、言葉が少なくても通じ合える関係なのかもって。美穂は、藍との関係に気づいていて、わざとモーションをかけたりしてからかいつつも、2人のことは応援しているんじゃないかなと。めぐみは、「バイト代が入って嬉しい。ケーキ食べに行けて嬉しい」というだけのピュアな子であってほしいというのが、一読者としての私の願望です(笑)。 大人になって4人で飲み会をして、「え~っ! そうだったの!?」とめぐみだけが驚くみたいな。これでもし恋人がめぐみだったら、私はなもり先生を一生恐れて生きていかねばなりません。ただ、接客業のバイトをしているから体裁を取り繕うのは得意かもしれないですよね。迷宮入りしてきました。やっぱり私にはわかりません! ――めぐみ以外で気になるキャラクターはいますか。 櫻子ってめちゃくちゃ可愛いなと思います。『大室家』に欠かせない存在だし、おバカだけど面白い。撫子の誘導にまんまと引っかかるし、でも姉妹とはすごく仲がいい。言動が小学生みたいだし、天才で天使だなと思います。あのまま大きくなってほしいです。 ――高校生4人で歌ったエンディングテーマ「パッチワーク・エトセトラ!」を歌ってみていかがでしたか。 ちょっとハイテンションなガールズトークといった感じの、とてもにぎやかな楽曲です。高校生組なのでしっとりした感じになるのかなと思っていたら、楽しい曲で締めくくれるということで、やはり『大室家』らしいなと思いました。めぐみが歌うのにぴったりなテイストなので、めぐみとカラオケに行ったらこんな感じかなと思いながら歌いました。 ――上坂さんは『大室家』という作品の魅力をどんなところに感じますか。 三姉妹それぞれに大切な友達がいて、友情や恋もあって。それぞれに大切な世界がある優しい世界だなと思います。家に帰れば姉妹がいて、学校に行けば大好きな友達がいる。そんな日常を映画館で観ると、お疲れの方々なら全身に染み渡るのではないでしょうか。 ――『大室家 dear friends』を楽しみにしてくださっている方々にメッセージをお願いします。 ついに今回、高校生チームにスポットが当たります。撫子とめぐみ、藍、美穂の日常がとても丁寧に描かれます。アフレコ段階で見られる映像でもみんなとても可愛いですし、めぐみは今回もちゃんとギャグ顔があってこれまた可愛いです。みなさんそれぞれ推しキャラがいると思いますので、何度でも楽しんで、女子高生になった気分になっていただければと思います。青春しましょう!