BABYMETAL「GIMME CHOCOLATE!!」をバックに大暴れ 『ヘヴィ・トリップII』予告編公開
12月20日よりシネマート新宿ほかで劇場公開される『ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発!』の予告編が公開された。 【写真】 『ヘヴィ・トリップII』場面写真(複数あり) 前作『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』は、12年間ライブすらしたことのないフィンランドのド田舎メタルコピーバンドが、史上最高の初のオリジナル楽曲を生み出し、ノルウェー最大のメタルフェスに参加すべしと奮闘する珍道中を描いたフィンランド発のメタルコメディ。前作のラストシーンで、ライブの直後に逮捕、拘束されてしまった主人公であるバンド「インペイルド・レクタム」のメンバーたち。続編となる本作は、刑務所から始まる「インペイルド・レクタム」の復活ストーリーだ。 劇伴はスウェーデンのオカルトロックバンド YEAR OF THE GOAT が担当。「インペイルド・レクタム」の楽曲とともに、新たに登場する超電動波デスボイス重鎮バンド「ブラッドモーター」の楽曲は、フィンランドのメタルバンドMORS SUBITAのミカ・ラマサーリが手がけている。 獄中で超商業主義プロデューサーからドイツで話題のメタルフェス「ヴァッケン・オープン・エア」への出演オファーを受けた「インペイルド・レクタム」(直訳で直腸陥没)のメンバーたち。だが準備不足とその過剰な商業主義、そして当たり前だが、投獄されている事を理由に出演を辞退。しかしギタリストのロットヴォネンの父が病に倒れ、地上げ屋によって彼らのスタジオが消滅の危機に。緊急事態勃発に彼らは脱獄を決意する。負け犬として生まれながら勝つことを決意した「インペイルド・レクタム」はバンド内の軋轢乗り越えて復活できるのか。 公開された予告編は、劇中で重要な役割を果たし、ライブシーンも披露するBABYMETALの「GIMME CHOCOLATE!!」(HEAVIER TRIP version)が使用されたもの。前作のラストで刑務所に入った面々が、“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”を禁止され、ダンスミュージックを演奏するとしぶしぶ宣言。しかし、そこに現れたのは、ドイツのヴァッケンで行われるメタルフェスへのオファーを持ってきた大物プロデューサーのフィストだった。バンドの音楽を勝手に改良したり、バンドのスタイルまで妙な方向へ。映像では、フィストの操り人形となり商業主義の奴隷と化していくメンバーたちの様子がコミカルに描かれている。
リアルサウンド編集部