確かなスタイルを掲げるピーター・クラモフスキー監督（左）とミヒャエル・スキッベ監督(C)J.LEAGUE

【Jリーグ・プレビュー】明治安田J1リーグは3月1日から3日にかけて第2節が開催。味の素スタジアムではFC東京とサンフレッチェ広島が対戦する。 ●【動画】【荒木遼太郎（FC東京）】1試合でサポーターの心を鷲掴み！開幕戦で2ゴールの活躍！

味の素スタジアムでFC東京とサンフレッチェ広島が対戦する。ホーム開幕戦で今季初勝利を飾りたいFC東京が、開幕連勝を狙う広島を迎え撃つゲームとなる。 FC東京は1週間前の開幕戦でセレッソ大阪と対戦。新加入の荒木遼太郎の2ゴールで二度のビハインドをはね返し、勝点1を持ち帰ってきた。 しかし、ゲーム内容を見ると主導権を握られる時間が多く、今節に向けて改善点は多そうだ。特に攻撃面ではビルドアップが機能せず、2ゴールこそ奪えたが、狙いどおりの攻撃の形を作れた回数はそう多くなかった。 今季初の味スタでのゲームは多くのファン・サポーターが訪れるだろう。結果はもちろん、内容でも手ごたえをつかみたいだけに、この1週間で修正点をどれだけ改善できたかが、カギを握る。 広島の前線からのプレスの圧力はリーグ屈指なだけに、ビルドアップで安定感を欠くようでは苦戦は免れない。いかにチーム内で意思を統一し、ピッチ上で判断を共有できるかが問われるゲームとなりそうだ。 対照的に広島は、開幕戦は浦和レッズに2-0と快勝。最高のスタートを切った。最終ラインからパスをつなぎ、攻撃を組み立ててきた浦和に対して、前線から連動したプレスをかけ、前半半ば以降は制圧。新加入の大橋祐紀がいきなり2ゴールを決めるなど、内容面でも納得の勝点3を手にした。 ミヒャエル・スキッベ監督が就任して3年目の今季は、優勝候補の筆頭に挙げられるなど、その充実度が目立つ。アウェイに乗り込む今節も積み上げてきたスタイルを貫き、アグレッシブに戦えれば、勝点を得られる可能性は自然と高まるはずである。 青赤の今季初勝利か、紫の開幕連勝か。90分が終わったとき、勝利の女神が微笑むのは、どちらのチームだろうか。