姉を殺害し義理の弟を殺害しようとした罪など問われている男の裁判 男は初公判で起訴内容認める 札幌地裁
HTB北海道ニュース
姉を殺害し、義理の弟を殺害しようとした罪などに問われている札幌市の無職の男の裁判員裁判。4日初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、札幌市西区の無職高橋元被告(55)は今年1月、後志の余市町の住宅で姉の佳世子さん(63)を刃物で刺し殺害したあと、レンタカーで100キロほど離れた岩見沢市へ移動し、義理の弟を刃物で刺して殺害しようとした罪などに問われています。 大原麻潤記者: 「高橋被告は、裁判長から起訴内容に間違いはないかと問われ、「大丈夫だと思います」と答えました。」
札幌地裁で開かれた初公判で、高橋被告は起訴内容を認めました。 検察側は冒頭陳述で高橋被告が、母親の介護費用を滞納していた姉の佳世子さんに不満を抱き殺害しようと考え、妻の父の遺産分割をめぐり不満を抱いていた義理の弟も殺害しようとしたと指摘しました。 一方、弁護側は高橋被告の犯行には統合失調症の影響があると主張しました。裁判は5日にも開かれます。
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