「お金は汚い」と思わせないのがポイント!? 子どもにお小遣いを渡すときに気をつけるべきこと
家庭でお子さんに「主体的に生きる力を身につける」教育を実践されている、えみさん。主体的になるためには、「お金の教育」は欠かせません。子どもが大人になった時、お金に支配されるのではなく、上手に付き合っていくために、親ができることはどんなことなのでしょうか? 【続きを漫画で読む】子どもにお小遣いを渡すときに気をつけるポイントとは……?
子どもがお金と上手に付き合って、主体的になる「親の声かけ」
我が家ではお手伝いの報酬としてお小遣いを渡す「お仕事制度」をベースにお金の教育をしています。 例えば、子どもがタオル畳みや台拭きなどのお手伝いをした報酬として、お小遣いを渡すというものです。 「お仕事制度」の紹介をすると、必ずといっていいほど「子どもが『お金をくれなきゃやらないよ』となりませんか?」という質問を受けます。 実は、この制度を実践するうえで親としてもいくつか気をつけていたことがあります。 そのポイントについてご紹介したいと思います。
ポイント1 「お金は、人の役に立つことで受け取れるものだよ」と言葉で伝える
お金をたくさん稼げるようになるってことは、それだけ人の役に立っているわけだから、いいことなんだよ
ポイント2 「お仕事」の担当を決めることで、「お金が発生するもの」を明確にしている
親切(お金が発生しないもの)とお仕事(お金が発生するもの)の区別が明確になるので、なんでもかんでも「お金、お金」となりにくいのかなと思います
ポイント3 「ありがとう」「あなたのおかげで助かったよ」といった感謝の言葉をこまめに伝える
自分が人の役に立っている実感や人からの感謝の言葉も立派な「お仕事」の報酬です
ポイント4 子どもの財布や貯金箱の中身にゆとりを持たせる
ある程度手元のお金に余裕があると、気持ちにも余裕が出てきて、「人のために」とか「役に立ちたい」というところまで思い巡らせることができるんじゃないかなと思います
我が家の子ども達は、一ヶ月に約三千円の収入がありますが、それだけあるからこそ、心にゆとりを持って取り組めているのかなと思います