46歳・野中悠樹が判定勝ち 王座獲得の国内最年長記録更新 元世界王者50歳ソリマンとの“96歳対決”制す
◆プロボクシング▽東洋太平洋スーパーミドル級(76・2キロ以下)王座決定戦12回戦 野中悠樹(判定)サム・ソリマン(6日、大阪・堺市産業振興センター) 国内最年長プロボクサー46歳の同級9位・野中悠樹(ミツキ)が、50歳で元IBF世界ミドル王者のサム・ソリマン(オーストラリア)に判定勝ちし、両者合計“96歳対決”を制して新王者となった。 4、8ラウンド終了時点の公開採点で、ポイントが優勢だった野中がそのまま判定勝ち。ジャッジ3者はそれぞれ115―114、115―113、118―110と、3―0で野中を支持した。 1977年12月10日生まれの野中は、王座獲得の国内最年長記録を46歳118日に更新。これまでの記録は自身がもつ41歳76日(2019年2月24日、東洋太平洋&WBOアジアパシフィックミドル級奪取。世界王座獲得の国内最年長記録は2016年9月16日、WBC世界スーパーバンタム級王座を奪取した長谷川穂積の35歳275日。ともに男子のみの記録)。 野中は当初対戦予定だった同級3位のロハン・マードック(オーストラリア)がケガのため、対戦相手が急きょソリマンに変更となったが、異例の“超ベテラン対決”で生き残り、世界初挑戦を目指す。
報知新聞社