校歌を未来に残したい 2027年度統合予定の福島北高(福島市)合唱部OB・OGら 音源化へ初の合同練習
思い出が詰まった校歌を後世に受け継ぎたい―。2027(令和9)年度に統合予定の福島北高(福島市)の合唱部OB・OGが中心となり、校歌を音源化する活動が始まった。来年1月、福島市の母校で録音する。前身の飯坂高の校歌も収録する。21日、市内の吉井田支所で初の合同練習が行われた。 福島北高は県立高校改革後期実施計画に基づいて福島西高と統合し、2027(令和9)年4月に新設校が開校する予定。 長く親しんだ校名や校歌を統合後も残そうと、同校5期生で合唱部員だった安藤直光さん(61)が同窓生に呼びかけた。同部に所属していた1~16期生計44人が全国から集まった。校歌は混声四部合唱で収録し、現役の吹奏楽部員による合奏を別途録音する。音源はCDで残す。 21日の合同練習には約20人が参加した。ピアノ伴奏に合わせて全体合唱やパート練習に臨み、音程などを細かく確認した。安藤さんは「慣れ親しんだ校歌を形に残したい。学生時代の歌声に少しでも近づけるよう励みたい」と話した。