日本財団と東京大学 海底でレアメタル含む岩石発見
日本財団と東京大学の調査チームは、南鳥島沖の海底でレアメタルを含む大量の球状岩石を発見しました。経済安全保障上重要な資源として、活用が期待されています。 調査結果は6月、日本財団と東京大学による会見で発表されました。それによりますと、日本財団と東京大学の調査チームは、東京都の小笠原諸島・南鳥島沖の日本のEEZ・排他的経済水域内の海底で岩石の破片などを核とする球状岩石「マンガンノジュール」が2億トン以上あることを確認したということです。マンガンノジュールにはレアメタルが含まれていて、一部を分析したところ、レアメタルのコバルトの含有量が、国内消費分のおよそ75年分に当たるという試算結果が出たということです。 日本財団などでは来年以降、商用化を目指した試験採取を始める計画だとしていて、海底の鉱物資源としてその活用が期待されています。
びわ湖放送