大阪・造幣局で「桜の通り抜け」 なにわの春を満喫
「今年もえらい咲いとんなあ」―。なにわの春の風物詩「桜の通り抜け」が11日、大阪市北区の「造幣局」で始まり、朝から多くの人が「なにわの春」を楽しんでいる。 この通り抜けは毎年恒例の行事で、今年も131品種、350本の桜がズラリ。その中から「松前琴糸桜」が今年の桜に選ばれた。紅色の花が重なり合うように咲くのが特徴だという。 同日夜は風が吹き少し冷えるものの多くの人が来場し、あちこちから「今年もよう咲いとんなあ」と言った声が聞かれ、周辺の露店も大にぎわい。東大阪市から来たという女性(61)は「もうこの季節が来たんやねえ。ぼんぼりみたいな桜が好きやわぁ」と言いながら、笑顔で桜のトンネルを歩いていった。この通り抜けは17日まで行われ、開園時間は平日は午前10時から午後9時まで。土日は午前9時から午後9時までとなっている。