「1カ月の被服・履物の購入費用1万円」は高いのか 6割以上の人の回答に思わず納得
日本漢字能力検定協会が2023年12月12日に発表した「今年の漢字」は「税」となったように、増税などの議論が1年を通して行われました。 【写真3枚】過去9年の日本の平均年収を見る 厳しい生活を送る国民が多い中、1カ月の被服・履物代はどうなっているのでしょうか。 そこで今回、「1カ月の被服・履物の購入費用1万円は高いと思いますか」というアンケートを実施しました。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
1カ月1万円の被服・履物代は高いのかアンケート
LIMO編集部が全国の10代~60代の男女270名を対象に、「1カ月の被服・履物の購入費用1万円は高いと思いますか」という調査したところ、全体の62%が「はい」と回答。「いいえ」と回答したのは、38%になりました。 6割以上が高いと感じている、1カ月1万円の被服・履物の購入費用。 その背景として、日本の経済成長の低迷が影響しているのかもしれません。急激な円安もあって、アメリカに大きな差をつけられています。 ちなみにアメリカでは、ガソリンスタンドとコンビニエンスストアのチェーン「Buc-ee’s(バッキーズ)」で、2000万円超えの求人を出しているとSNS上で話題になったことも。
日本の平均年収は458万円
2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年における日本の平均年収は458万円。 2年連続の増加となっているものの、物価高騰などもあり、国民の生活は厳しい状況が続いています。 2023年10月中旬に都内のスーパーを視察した、岸田文雄総理大臣。その後、「総理大臣になる前は、お肉とか野菜は近くのスーパーによく買いに行ったことがあったので、たしかに高くなっている」と物価高を実感するようなコメントを出しました。
家計調査では1カ月の被服及び履物代は1万542円
次に総務省統計局が公表した、「家計調査報告-2023年(令和5年)10月分-」を見てみると、1カ月の消費支出は30万1974円。 そのうち、被服及び履物代は1万542円となっているので、1カ月1万円の出費は平均的なはずですが…。 1カ月1万円の被服・履物の購入費用について、6割以上が高いと感じていることから、物価高の影響などで日々の生活が苦しくなっているのかもしれません。