御朱印でまちおこし 一関八幡神社・背景絵柄 JCがデザイン募集 10月末まで
一関青年会議所(JC、鈴木達也理事長)は、新たに一関八幡神社(一関市字釣山)の御朱印を活用したまちおこしに取り組む。その第1弾として「御朱印デザインコンテスト」を開催し、現在の御朱印はそのまま活用して背景絵柄のデザインを募集する。グランプリなどの作品は実際の御朱印に活用され、今後は観光客らをターゲットにまち歩きとして「御朱印の旅」も実施する計画で、活性化の起爆剤にしていく。 同JCでは地域未来創造として、地域の価値を追求するとともに強みを生かした経済が循環する仕組みづくりを目指している。この一環で、通過型観光脱却が課題となる中、少しでも滞在時間を延ばすきっかけにしてもらおうと、一関八幡神社の御朱印を活用したまちおこしを企画し、デザインコンテストを開催する。 一関八幡神社は坂上田村麻呂が蝦夷(えみし)平定の際に勝利を祈願したのが起源とされることで、デザインテーマは「勝利祈願の地となっている一関八幡神社、田村神社にちなんだ由緒あるデザイン」。現在の御朱印がベースとして活用され、日付けを左下に記入するほか、文字は縦書きで統一し、「崇拝」の文字や一関八幡神社、相殿の田村神社の印が入る。募集対象はベース以外の背景絵柄デザインで、色の規定はない。 応募資格は同市に興味や思い入れがある中学生以上で、プロ、アマは問わず県外からの応募も可。個人だけでなくグループでの応募も歓迎する。1人何点でも応募でき、御朱印デザイン案をJPG形式にデータ化して専用フォームから申し込む。募集期間は今月31日まで。